トロント国際映画祭2018と日本映画の出品作品
アカデミー賞の前哨戦ともいわれる「トロント国際映画祭2018」が開催されます。開催日程は2018年9月6日~9月16日までです。3大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン)とはちがってコンペティション部門(競争部門)での賞ではなく観客に人気のある作品が評価され「観客賞(The People’s Choice Award)」が最高賞となります。
世界中から優れた作品が集まり、毎年日本からも作品が出品されています。また2003年の観客賞には北野武監督の『座頭市』が受賞しています。
アカデミー賞の前哨戦ともいわれる「トロント国際映画祭2018」が開催されます。開催日程は2018年9月6日~9月16日までです。3大映画祭(カンヌ、ベネチア、ベルリン)とはちがってコンペティション部門(競争部門)での賞ではなく観客に人気のある作品が評価され「観客賞(The People’s Choice Award)」が最高賞となります。
世界中から優れた作品が集まり、毎年日本からも作品が出品されています。また2003年の観客賞には北野武監督の『座頭市』が受賞しています。
この記事のもくじ
トロント国際映画祭2018の注目作品と日本が関係する映画、作品
2018年に出品されている日本映画と日本人が関係する作品をピックアップしました。カンヌ映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の「万引き家族」もSpecial Presentation(特別プレゼンテーション)部門にエントリーしています。
『Vision』河瀬直美 監督/特別プレゼンテーション部門
監督・脚本:河瀬直美( 「あん」「光」「パラレルワールド」)公式サイト
キャスト:永瀬正敏、ジュリエット・ビノシュ、岩田剛典、美波、森山未來 他
今年11月にはフランスで公開、スペイン最大の国際映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門でも上映されることが決まっています。
『万引き家族』是枝裕和監督/特別コンペティション部門
監督・脚本:是枝裕和(「そして父になる」「海街ダイアリー」)公式サイト
キャスト:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林 他
カンヌ映画祭2018でパルムドール(最優秀章)を受賞した作品。
『寝ても覚めても – Asako I & II -』濱口竜介 監督/現代世界の映画部門
監督:濱口竜介(「ハッピーアワー」)公式サイト
原作:柴崎友香「寝ても覚めても」
キャスト:東出昌大、唐田えりか、瀬戸康史 他
カンヌ国際映画祭2018のコンペティション部門にノミネートした作品。
『斬、」塚本晋也監督/マスターズ部門
監督・脚本:塚本晋也(「KOTOKO」「野火」)公式サイト
キャスト:池松荘亮、蒼井優、中村達也 他
ベネチア国際映画祭2018のコンペティション部門にノミネートしている作品。
『Complicity』近浦啓監督/ディスカバリー部門
監督・脚本:近浦啓
キャスト:ルー・ユーライ、藤竜也、赤坂沙世、松本紀保 他
日本と中国の共同制作の作品。公開は2019年予定。近浦啓監督は昨年のトロント国際映画祭2017の短編部門『SIGNATURE』に続く2作目の出品作品。
映画『COMPLICITY』は、昨年の山形撮影を皮切りに、日本・中国撮影、編集作業、そしてパリにてポスプロを経て、最終的に今年7月に完成となりました。全ての過程で、多くの方のお力添えをいただき、本当にありがとうございました。
今後も皆さんに良いご報告がたくさんできればと思います!!!😂🌟 pic.twitter.com/luPXme5R66
— 映画『COMPLICITY(邦題未定)』公式 (@ChenLiangmovie) 2018年8月23日
『空海(KUKAI)』Chen Kaige 監督/特別プレゼンテーション部門
監督:チェン・カイコー(「さらば、わが愛/覇王別姫」)公式サイト
原作:夢枕獏「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」
キャスト:染谷将太、阿部寛、松坂慶子、ホアン・シュアン
日中共同制作の作品。2017年の東京国際映画祭でオープニングスペシャル作品として上映されている。
『Burning』李昌洞監督/特別プレゼンテーション部門
監督:李昌洞(イ・チャンドン)
原作:村上春樹 短編小説「納屋を焼く』
キャスト:ユ・アイン、チョン・ジョンソン、スティーヴン・ユァン
カンヌ国際映画祭2018のコンペティション部門にノミネートした作品。