『ALWAYS 三丁目の夕日』あらすじ・キャストからのおすすめ度!
昭和を知っている人にとっては、古き良き時代を懐かしむことができ、昭和を知らない人にとっては、昭和という時代を目で見て感じることができる良い作品です。堤真一演じる鈴木オート社長はいかにも昭和の頑固おやじで、それを支える温かい奥さんであり、優しいお母さん役の薬師丸ひろ子さんの演技が印象深い映画です。
駄菓子屋の店番兼作家の茶川と、なりゆきで一緒に暮らすことになった子供、淳之介との 交流の中で、実の父親が登場し、一度は突き放そうとした淳之介を茶川が追いかけて抱きしめるシーンは涙必須。
電気冷蔵庫が初めて家に来るシーン、近所中の人がテレビのある家に集合するシーンなど 平成生まれの人には不思議に映るシーンかもしれませんが、逆いいえば、ここ数十年間の日本の急成長ぶりがうかがえて興味深くみれます。
自分自身がその時代のその場面にいるような温かな気持ちになれる作品です。映画を盛り上げる佐藤直紀さんのサウンドがすばらしく、おすすめしたい映画です。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」作品情報・キャスト
監督: 山崎貴
脚本:山崎貴, 古沢良太
原作:漫画「三丁目の夕日」
主題歌:D-51「ALWAYS」
キャスト:吉岡秀隆, 堤真一, 小雪, 堀北真希, 三浦友和
ALWAYS 三丁目の夕日 あらすじ
昭和33年の東京を舞台に、夕日町三丁目に暮らす人々の交流を温かく描いた映画です。夕日町三丁目にある鈴木オートに、青森から集団就職で六子がやってきます。短期で怒りっぽいが人間味あふれる社長、優しい奥さんとその息子との共同生活が始まります。六子は、都会で、大きな会社に就職できると思っていたのですが、就職先が古くて小さな車修理工場と知り、当初はがっかりします。
鈴木オートの向かいにある駄菓子屋。そこで作家をしながら店番をしている茶川は居酒屋の美人店主ヒロミに好意を抱いています。ある日、ヒロミから見ず知らずの子供の世話を頼まれ、断りきれずに一緒に暮らすことになってしまいます。始めは迷惑がっていた茶川でしたが、次第に子供に愛情を感じるようになっていき・・。二つの家族を中心に、昭和の下町の人々の交流が描かれています。
舞台となる街並みはすべてセットで、昭和30年代の東京の下町が再現されています。冷蔵庫やテレビなどの家電が家庭に普及しだした時代で、その様子も描かれています。
映画「ALWAYS三丁目の夕日」おすすめ度 ★★★★★
堤真一演じる鈴木オート社長の則文の家族と、吉岡秀隆演じる茶川竜之介らの濃イイ情が絡む人間模様を綴ったストーリーが泣かせてくれます。泣かせ狙いじゃんと嫌う人もいますが、個人的には自然に任せて涙するのが得な映画なのではと思います。
映画賞受賞歴/ALWAYS 三丁目の夕日
第29回日本アカデミー賞 /ALWAYS 三丁目の夕日
- 最優秀作品賞
- 最優秀監督賞:山崎貴
- 最優秀脚本賞:山崎貴, 古沢良太
- 最優秀主演男優賞:吉岡秀隆
- 優秀主演女優賞:小雪
- 最優秀助演男優賞:堤真一
- 最優秀助演女優賞:薬師丸ひろ子
第48回ブルーリボン賞 /ALWAYS 三丁目の夕日
- 助演男優賞:吉岡秀隆
- 助演女優賞:薬師丸ひろ子
第60回毎日映画コンクール/ALWAYS 三丁目の夕日
- TSUTAYA映画ファン賞
第30回報知映画賞/ALWAYS 三丁目の夕日
- 助演男優賞:堤真一
- 助演女優賞:薬師丸ひろ子
第18回日刊スポーツ映画大賞/ALWAYS 三丁目の夕日
- 助演男優賞:堤真一
- 助演女優賞:薬師丸ひろ子
第15回東京スポーツ映画大賞/ALWAYS 三丁目の夕日
- 読者賞
2005年度日本インターネット映画大賞/ALWAYS 三丁目の夕日
- 日本映画作品賞
第79回(2005年)キネマ旬報ベストテン/ALWAYS 三丁目の夕日
- 第2位