『魔女の宅急便』あらすじ・キャストからのおすすめ度
アニメ『魔女の宅急便』は魔女見習いのキキが、1人前の魔女になるしきたりの為に、両親や友人などがいる田舎の故郷を離れて、都会で宅配便の仕事をしつつ修行していく物語です。
少女で魔女見習いのキキが主人公の物語ですが、年齢を問わず男性でも感情移入しながら見られる映画です。魔法が使えなくなった機器は、自信を失った自分自身と重ね合わせると、誰もが思い当たるはずです。
キキがあまりにも真っ直ぐで世間知らずの為に、そんなはずないよ!と言ってしまいそうになりますが、大人になり色々と経験したであろう観客は、そこはキキの年齢で魔女の宅急便を観たほうが楽しめます。
映画全般を通して、様々なタイプの女性が登場するのも、スタジオジブリの宮崎駿監督の映画としては珍しい部類に入るかもしれません。ウルスラやおソノさんがあまりにも強い女性である為に、キキとの対比が鮮明です。
街で知り合う老女もトンボの女友達も、聞き以外の女性は皆強くたくましく描かれているのも特徴です。魔法が嫉妬や妬みで使えなくなってしまうことは、宮崎駿監督の強いメッセージが込められているように感じます。
「魔女の宅急便」の作品情報・声の演出
題名:魔女の宅急便(1989年)
監督:宮崎駿
制作・脚本:宮崎駿
主題歌:荒井由実「ルージュの伝言」
キャスト:高山みなみ(キキ・ウルスラ)、佐久間レイ(ジジ)、戸田恵子(おソノ)、山口勝平(トンボ)
魔女の宅急便 あらすじ
13歳の魔女キキは、古い一族の掟に従い、黒猫ジジと修業の旅に出る。最初は都会の賑やかさに興奮していますが、誰も知り合いがいない状況で、お巡りさんに追いかけられながら途方に暮れているところを、パン屋のおソノさんと知り合う。
おソノさんが、常連客の赤ちゃんの忘れ物であるおしゃぶりを届けたくても身重である自分なので困っていたところ、キキが偶然その場に居合わせて、おソノのさんの代わりに魔女の力を使って箒で空を飛んでおしゃぶりを届ることに。
この縁でおソノさんのお宅に居候することになり、箒で飛んで届け物をしながら魔女の修行にもなる宅配便の仕事を始めます。その後トンボと知り合い、トンボに茶化されながらも交友を深めていく。
しかしトンボの友人と合わず、嫉妬からか魔法が使えなくなるが、ウルスラとの交友から徐々に魔法の力を取り戻していく。まだ魔法の完全復活もままならない時、トンボが飛行船に宙吊りになりこのままでは落下の大ピンチ!キキは友達を救いたい一心で必死にホウキを操りトンボを助けに向かい救うことに成功する。
「魔女の宅急便」おすすめ度
名作ですね。ジブリのなかでの個人的なBEST3の第3位の作品です。もう何度くらいみたでしょうか。なんど見ても飽きないのはなぜなのでしょうか。見るたびに人生の軌跡を思わせてくれる作品です。
映画賞受賞歴/魔女の宅急便
第23回日本アカデミー賞/魔女の宅急便
- 話題賞
第44回毎日映画コンクール/魔女の宅急便
- アニメーション映画賞