映画「スリー・ビルボード」あらすじ・キャスト
2017年に公開された『スリー・ビルボード 』はその衝撃的な内容から話題の映画となった。
またアカデミー賞にも6部門で7つノミネートされ、主演女優賞をフランシス・マクドーマンドが助演男優賞をサム・ロックウェルが受賞した。
閉鎖的な田舎町で起こった未解決の殺人事件をめぐり、その町に住む住民達の様子を描き出している作品である。
事件を解決する映画ではなく、住民達の二面性や見かけとその内面の対比を描き人物に焦点を当てた作品で、暴力的に表現しながらも人間が本来持っている「善」や「人を許す」ことについてを伝えようとしている映画になっている。
『スリー・ビルボード 』映画概要
映画名:スリー・ビルボード
原題:Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
公開:2017年11月10日(アメリカ) 2018年2月1日(日本)
監督:マーティン・マクドナー
脚本:マーティン・マクドナー
音楽:カーター・バーウェル(コーエン兄弟のすべての作品の音楽を手がけている)
キャスト:フランシス・マクドーマンド/ウディ・ハレルソン/サム・ロックウェル/ピーター・ディンクレイジ
映画『スリー・ビルボード 』あらすじ
娘がレイプされ殺されてしまった母親ミルドレッドは事件が解決していないことに憤りを感じている。
ある日、家の近くに使われていない3つの看板を見つける。そしてその看板にメッセージを出したのだった。
「娘はレイプされて殺された」
「まだ犯人は捕まっていない」
「なぜなの、ウィロビー署長?」
という内容だった。
看板を見つけた警察官ディクソンはウィロビー署長にすぐに連絡を入れる。さらに次の日ディクソンは看板を持っている広告会社に抗議に行ったのだった。ウィロビー署長はミルドレッドの元を訪ね、捜査はしているが犯人が見つからない理由を説明する。
しかしミルドレッドは納得しなかった。ミルドレッドが出した看板の内容はミズリーの小さな町ではすぐに住民達に知れ渡った。ミルドレッドに同情する住民は少なく、ガンを患い余命が短いウィロビー署長に同情するものが多かった。
ミルドレッドが出した看板により、町の雰囲気が少しずつ今までとは変わっていき住民達の様子も今までとは違ったものになっていくのだった。