ベネチア国際映画祭受賞 Netflixオリジナル作品「ビースト・オブ・ノー・ネーション」あらすじ・キャスト
Netflixのオリジナル映画「ビースト・オブ・ノー・ネーション」は2015年べネチア国際映画祭で上映され、最高賞の金獅子賞へのノミネート、新人俳優に贈られるマルチェロ・マストリヤニ賞を受賞しました話題の作品です。
現在問題になっている少年兵について描いた映画で、内戦のために親を失った子供達が兵士として戦わざる終えない状況を少年の目線から描いています。社会問題でもある少年兵のことを知るために、「ビースト・オブ・ノー・ネーション」についてご紹介します。
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Netflixオリジナル作品「ビースト・オブ・ノー・ネーション」の概要・キャスト
題名:ビースト・オブ・ノー・ネーション(2015年)
原題:Beasts of No Nation
監督:キャリー・フクナガ
原作:ウゾディンマ・イウェアラ「Beasts of No Nation」
出演:イドリス・エルバ/カート・エジアワン/アブラハム・アター
Netflix制作「ビースト・オブ・ノー・ネーション」あらすじ
アフリカの小さな村で家族6人で暮らしていたアグーは貧しくも幸せな生活を送っていた。周りでは内戦が起こっていたが、村には平和維持軍がいて中立地帯として安全でだった。
しかしある日、政府軍と反政府軍による衝突が起きアグーのいる村も危険な状態となってしまう。父親は妻と幼い娘そしてアグーを逃がそうとするが、アグーは車に乗せてもらえず母と妹だけが村から逃げて行った。おじいちゃん、父親、兄とアグーでの暮らしが始まるが、すぐに村でも銃撃戦が起きるようになる。
銃撃戦の最中隠れていたアグーたちは政府軍に見つかってしまう。反乱軍かと聞かれ地元住民だと言うも信じてもらえずに、父親達は政府軍によって殺されてしまう。兄とともにその場から逃げ出すアグーだったが兄もまた銃弾が当たってしまい死んでしまった。アグーは1人空腹と戦いながら森の中を逃げさまよっていた。
そんな時アグーは反政府軍に出くわす。そして自分の家族が政府軍によって殺されたと告げると、アグー反政府軍の仲間にさせられ少年兵として政府軍と戦うことになってしまったのだった。
まだ幼いアグーの年齢は分かりませんがどう見ても小学生低学年です。そんなアグーが兵士として教育を受け戦わなければいけない状況はあまりにも過酷すぎます。
これは映画ではありますが、今でもこの映画の中で起きていることが実際に起きています。世界で起きている悲劇を知るためにも「ビースト・オブ・ノー・ネーション」は見る価値のある映画になっています。