ネタバレなしがいい!新感覚SF「エクスティンクション 地球奪還」どんでん返しのストーリーで魅せる
Netflixの「エクスティンクション 地球奪還」に仕込まれたどんでん返しは、SF映画やサスペンス映画などをたくさん見てきた方でも驚かされるような斬新なものになっています。謎が明かされるまでワクワクしながら見ても、どんな展開が待っているのかを予想しながら見ても楽しめます。
斜め上のストーリー展開を迎える終盤まで、ネタバレなどは一切チェックせずに視聴するのがおすすめです。
Netflix「エクスティンクション 地球奪還」概要
題名:エクスティンクション 地球奪還(2018年)
原題:Extinction
監督:ベン・ヤング
キャスト:マイケル・ペーニャ、リジー・キャプラン、マイク・コルター、イズラエル・ブルサード
「エクスティンクション 地球奪還」あらすじ
近未来。エンジニアとして働くピーター(マイケル・ペーニャ)は、地球外からの侵略者によって世界が蹂躙されるというリアルな悪夢に長い間悩まされていた。
悪夢によって私生活や仕事にも影響が出始め、妻のアリス(リジー・キャプラン)や職場の上司のデヴィッド(マイク・コルター)の勧めで病院へ行くピーターだったが、待合室で自分と同じ悪夢を見ているという男から意味深な言葉をかけられて不安を感じ、結局は診断を受けずに帰ってしまう。
その後、ある夜に上空から現れた謎の物体がピーターたちのいるマンションを攻撃し、他にも無数の飛行物が現れて街を破壊しはじめる。さらに、不気味なスーツに身を包んだエイリアンまでもが上陸して人々を襲っていくのだった。
それまで見ていた悪夢が現実になっていく中、ピーターはアリスや娘のハンナ(アメリア・クラウチ)とルーシー(エリカ・トレンブレイ)を連れてなんとか逃げ延びようとする。
ところが、あるエイリアンとの遭遇がきっかけで、ピーターの夢も関係する驚きの真実が明らかになり……。
謎めいた描写が印象的な前半
「エクスティンクション 地球奪還」は地球外からの侵略を描いたSFアクション映画ですが、この手の一般的な作品との大きな違いとして、主人公ピーターが「地球が侵略される悪夢を見続けている」という点が挙げられます。
何故ピーターがまだ起こっていない侵略を察知するような夢を見るのか。それが明かされずにストーリーが進行していって、ミステリアスで少し不気味な雰囲気が漂っています。
視聴者の不安をじわじわと煽っていくストーリーには、普通のSF映画とは一味違う、ホラーテイストの恐ろしさが感じられます。
一見、王道のSFアクションと思わせて、大どんでん返しが待つ後半
実際に地球外からの侵略が始まった後半は、ストーリーが一気に動いて驚かされます。
グロテスクなスーツに身を包んだ敵と人類の戦いでは、王道のSFアクションとして、大迫力の銃撃戦や破壊描写がくり広げられます。SFチックな武器での攻防は、大作アクション映画として十分すぎるほどの緊迫感です。
ですが、終盤では、さらにインパクトのある展開が待っています。クライマックスが近づいて明らかになる真実、そしてピーターが夢を見ていた理由……斬新すぎるどんでん返しでそれまでの伏線が全て綺麗に回収され、驚かされること間違いなしです。