Netflixオリジナル作品「さようなら、コダクローム」の概要とあらすじ
2017年のトロント映画祭で公開され、Netflixが購入した作品が「さようなら、コダクローム」という映画です。
コダクロームというのは2010年に製造中止になったコダックのフィルムです。そのフィルムを現像するために、親子が旅しながら疎遠だった絆を深めていくという作品です。
実はこの作品コダックの35ミリのフィルムで撮影されたのですが、残念ながら劇場で公開されることはなく、Netflixでのネット配信になってしまいました。親子の物語でもありますが、時代の移り変わりも感じることが出来る作品にもなっています。
Netflixオリジナル映画「さようなら、コダクローム」概要
題名:「さようなら、コダクローム」(2018年4月20日配信開始)
原題:Kodachrome(2017年)
監督:マーク・ラソ
出演:エド・ハリス/ジェイソン・サダイキス/エリザベス・オルセン
配信会社:Netflix
「さようなら、コダクローム」あらすじ
音楽プロデューサーのマットは人気バンドを他の会社に取られてしまったことで、クビになりそうになっていました。
会社からは、他の人気バンドと2週間以内に契約しないとクビと言われてしまいます。そんなマットの元に看護師の女性ゾーイが訪ねてきます。
彼女はマットの父親ベンの看護師でベンはガンを患っていて余命がほとんどないと言います。マットは母親や自分のことを捨てた父親のことを許せずにいたので、父親の病気のことを聞いてもなんとも思いませんでした。
ベンはカメラマンで自分の身の回りを整理していた時に現像していなかったコダクロームのフィルムを見つけます。そしてそれを現像したいと言っていました。しかし2010年に製造中止となったコダクロームを現像できるお店はカンザスに1件しかありませんでした。そしてそのお店にマットに連れて言って欲しいと頼みます。
しかしマットは父親のことを許せずに断ります。それを見たベンのマネージャーが人気バンドとの契約の場を設けるので、その代わりにベンとカンザスに行くよう取引をしてきます。首がかかっているマットにとってはまたとない機会なので、取引を受け仕方なく父親と看護師のゾーイと一緒に車でカンザスへ向かうことを決めます。
久しぶりに再会し、相変わらず横暴な父親と過ごしながらもマットは少しずつ父親のことを理解し始めたのでした。
劇場で美しい映像を見たかったなと思うくらい、綺麗なロードムービーになっています。
ぜひ、多くの方に見てもらって古き良き時代を知って欲しいなと思う作品です。