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Netflixの本気オリジナル作品「スペクトル」で魅せた圧倒的なスケール

 
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Netflixオリジナルの話題性を「アクション映画」というジャンルから支えた『スペクトル』は、今ではテレビ放送される海外ドラマや、劇場で公開される映画と比べてもそん色ない作品が溢れているNetflixオリジナル作品の1つです。

その成長期に大作映画並みの圧倒的なスケールを見せた「スペクトル」は、Netflixにおいて、単なるアクション映画以上に重要な存在となっています。また初期の映画には、広く知られていないまでも秀作が多く2015年~2016年の作品はぜひチェック!

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Netflixオリジナル「スペクトル」概要・キャスト

 

題名:スペクトル/Spectral(2016年 アメリカ)
監督:ニック・マチュー
キャスト:ジェームズ・バッジ・デール、エミリー・モーティマー、ブルース・グリーンウッド、マックス・マーティーニ

 

Netflixオリジナル「スペクトル」あらすじ

東ヨーロッパのモルドバでは、反乱軍と政府、そしてそこに介入する米軍の戦闘が続いていた。ところが、ある時期から戦場には目に見えない正体不明の「何か」が現れるようになり、敵味方ともに大きな被害が発生していくのだった。

事態を重く見た米軍が「何か」の正体を解明するため、国防総省のクライン博士(ジェームズ・バッジ・デール)が現地に派遣される。クラインは「何か」の映像を捉えられる特殊なカメラを用いて、米軍特殊部隊の護衛を受けながら戦場に赴くのだった。

肉眼では見えず、ただ人体を通過しただけでその者を死に至らしめる「何か」によって一方的に甚大な被害を受けながらも、だんだんと敵の正体を判明させていくクラインたち。ところが、「何か」の被害は彼らの対応を上回って拡大し、ついにはモルドバの国全体、そして世界にまでその危険が広まろうとしていき……。

 

Netflixオリジナルの初期作品のひとつ「スペクトル」

「スペクトル」は、2016年12月にストリーミング配信開始と、Netflixオリジナルの中でも初期の作品のひとつです。

今でこそNetflixのオリジナル映画やドラマ、ドキュメンタリーやバラエティー番組が世界各地で大きな注目を集めていますが、Netflixがオリジナル作品制作の規模を一気に拡大させたのは2017年からでした。「スペクトル」が製作された2016年は、その準備期間にあたる年だったと言えます。

今では映画・ドラマファンに当たり前のように認知されているNetflixオリジナルが、2年前にはまだほとんど注目を集めていなかった……と考えると、ここ最近のNetflixの成長の凄まじさを感じますね。

 

アクションジャンルでNetflixの実力とスケールがわかる大作「スペクトル」

配信が開始された当時、「スペクトル」は洋画アクションのファンの間で大きな注目を集めました。

それもそのはずで、それまでは独立系メディアのオリジナル作品と言えば小規模なものが多かった中で、この「スペクトル」はまるでハリウッド大作のような超豪華な作りになっています。製作費も7000万ドルと、ハリウッドの1作品あたりの平均予算を上回る大規模なものです。

当時はNetflixがオリジナル作品制作の拡大を発表したばかりということもあって、1作にこれだけの製作費をかけて、さらにそんな作品を「これからどんどん増やしていく」と宣言したことは、多くのアクション映画ファンを驚かせたのではないでしょうか。

 

「スペクトル」はSFアクション映画として面白いだけでなく、Netflixの映画制作の実力や、制作会社としてのスケールを見せつけた1作と言えます。

 

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